プレイステーションシリーズのプラットフォームにおける車ゲーの最高峰といえば何か。おそらくはかなりの方が「GRAN TURISMO」(以下GT)の名を挙げると思います。
PSのデュアルショックが発売された頃に、流星のごとく初代GTは現れました。圧倒的なグラフィックとリアルなモデリングで当時の車ヲタの度肝を抜いた、と記憶しています。
そして発売延期を重ね、満を持して去年の末、GT4は発売されました。ある種ブランド的価値を持っている「GT」の最新作になるわけですが、一体出来はどうであったのか。
以下つらつらと感想などを。
一通り触って、得た第一感想としては、「職人気質的ゲームだなぁ。」でした。
しょくにん‐かたぎ【職人気=質】
職人に特有の気質。自分の技能を信じて誇りとし、納得できるまで念入りに仕事をする実直な性質。(出典:大辞林)
職人気質とは、広義の意味ではこうです。ですが、こういう職人的な方には妙に譲らないこだわりがあったり、とっつきが悪かったりするものです。そういう意味をも包括して「職人気質」としました。
GT4のどこが職人気質的なのか。そのあたりを主軸にしてGT4をレビューしていこうかと思います。
「走り」に関する作りこみはGTの名に恥じない出来であるといっていいと思います。クルマの挙動もいかにも「っぽく」出来ており、各車の「乗り心地」を感じることが出来る。こういうクルマゲーというのは極稀なのではないかと思います。サーキットの数も多く、数多くの有名サーキットも収録されています。…再現度の程はよく判らないのですがなんかそれっぽく作ってある印象。グラフィックに関してもPS2では最高峰といっても過言ではないでしょう。アングルによっては実写と見紛うなんて事も有り得る出来です。
が、ここで忘れてはならない事がひとつ。GT4のパッケージには「THE REAL DRIVING SIMULATOR」と印刷されています。これが何を意味するのか。
要はGT4はレーシンングゲームでは無く、ドライビングシミュレータと明言しているのです。
その言葉に偽りは無く、GT4はレースを楽しむものではなく走り──ドライブを楽しむものではないか。と、感じました。それは自分でセッティングしたマイカー同士で対人レースが出来ない、という理由に大きく依拠します。自分で煮詰めたセッティングを行ったマイカーで、人間と競争をする。レースゲームの醍醐味でもある、この部分がすっぱりカットされています。他に細かい理由もありますが、この点が大きい。
と、いうことはドライビングゲームとして見ると神ゲーなのか。答えはノーなのです。ここで第二の大きな点としてロード時間が挙がります。セッティングを変えるにしてもロード。コースでタイムアタックしようとしてもロード。リプレイ見ようとしt(略
これが非常にテンポを損ねます。この頻繁なロードにより走ることそのものが億劫になってしまい、GT4そのものを否定しかねない事になりかねません。特にセッティング画面は走りこみ等を行っていると頻繁に入る事になるだけに、いちいちロードが入ると非常にイライラします。
結局のところ「走り」、いわばドライビングの面は非常によく出来ているといってもいいですが、その他の面が非常にとっつきが悪かったり、不親切であったりと非常にアレなのです。そういう意味で「職人気質的ゲーム」としました。
レーシングツールとしてはダメ。ドライビングツールとしてはまあまあ。正直な所、イマイチな作品であったと思います。
つーか、ニュルブル24耐とか誰がやるんですか?山内さん。
本当ならばクリアしてレビューすべきなのでしょうが、正直終わりそうにないので未クリアのままレビューします。
ですので、あんまり鵜呑みにしないでくださいね。
本当ならばクリアしてレビューすべきなのでしょうが、正直終わりそうにないので未クリアのままレビューします。
ですので、あんまり鵜呑みにしないでくださいね。