鋲付き革ジャンに「秩序」ロゴ。マジでしびれましたね。流石、エンペラーのリーダー。あとは「ミスファイアリングシステム」とだけ言ってくれれば完璧だったよ。
いきなり観た人しか判らないようなネタで恐縮ですが、この映画のよさの5割は京一であると断言します。観れば・・・観ればこの意味は判ると思います。私を信じて!
面白かったといえば面白かったんですが、諸手をあげて「最高!」と言えるかというと微妙な所。
その原因は、原作を知っていないと楽しめない(もしくは理解出来ない)ネタが多々あるにもかかわらず、あまり原作に忠実ではないという事に大きく起因します。
原作ファンからすれば、とんでもなく端折ったストーリーや、バトル中のドライバー間の精神的な駆け引きが皆無な点、クルマに関する薀蓄無し等、イニDっぽさがあまり巧く出せていない点に不満を覚え、原作を知らないファンからすれば、判らないネタ多数な為に「???」となってしまうのではないかなと思います。つーか、原作に対して誤解すら生みそうな勢い。
大体イツキはあんなアホじゃないですし、文太に限ってはアル中扱いですからね。京一ももっと冷静なドライバーですし、中里はあんなイケメンじゃない。でも、なつき関連のイベントだけは無駄に原作に忠実というミステリー。いらなさも原作並みだぜ。細かいところで忠実なのが、勿体無いと言うかなんというか複雑な気持ちにさせてくれます。
ただ、原作を知っており、且つ別物として観るならば結構いい映画だと思います。音楽とカメラ演出を巧く使ったテンポのいい日常シーンなんかにはセンスを感じましたし、肝心のレースシーンも、リアルなスキール音とカッコイイBGMをバックにして、本当にド迫力。なんていうか、ガチンコ感ってのがよく伝わってきます。正直、クルマファンは必見かと。
結局のところ、原作との違和感さえシカト出来れば楽しめる映画、というのが私の感想です。こういうガチレース系の映画って貴重ですしね。
最後が恐ろしいくらいに投げっぱなしですが気にしてはいけません。そしてゲロネタが無駄に多いのも気にしてはいけません。そしてFDが出ないのも以下略。