ナガイウタ。

しがないヲタクのチラシの裏

ICO レビュー。 

儚げな少女の手を引いて城を脱出する。田嶋陽子が聞いたらブチキレそうなゲーム内容のICOでありますが、評判に違わず良い作品でした。

そんなICOの良さとは何か。

それはおそらく「感情移入」にあるのではないでしょうか。

RPGやアドベンチャーには欠かすことは出来ない、この「感情移入」。これの「させやすさ」というのがICOは段違いに巧いと感じました。元々ICO自体が脳内補完必須のゲームでして、ゲーム開始からいきなり訳の判らない城に放り出されます。訳の判らないのはプレイヤーだけでなくICO本人も同じ。そして訳も判らず、城を探索していくと謎の少女と出会い――と、このように話が進み、プレイヤーはいつの間にかゲーム、というかICOの世界に溶け込んでしまいます。この絶妙な流れと、独特なゲームの空気感によって私も自然と謎の追跡者に怒りを覚え、少女を護らなければと使命感に燃えるようになっていました。環境音のみのBGMとセピア風の美しいグラフィックも「感情移入」に拍車をかけてくれます。この「感情移入」のお陰で私はICOに没頭、魅了されてしまいました。

評価の分かれ目は脳内補完必須なのを許容できるか否か、というところでしょう。もっと言えば「霧の城」に浸れるかどうか、とでも言いましょうか。いわゆる雰囲気ゲーというやつなのかもしれません。

一見、日頃ゲームをしない方をターゲットにしているような感じを受けますが、私は普段からゲームするような方にこそプレイして欲しいですね。

PS初期のソフトの匂いが残るゲームでした。

最後にひとつ。
男が守り、女が守られる、というのが基本ですので田島イズムな方はプレイ厳禁。キレて舛添(PS2本体)と乱闘になります。大竹まこともビートたけしも止めてくれないですよ。
[ 2005/01/30 01:10 ] Review | TB(0) | CM(0)
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